高2

入塾したきっかけは学校の数学で赤点をとったことでした。
当初は数学だけをとっていましたが、「池さんに模試で英語の偏差値60以上とれないなら英単語の授業をとれ」と言われ、英単語の授業をとり始めました。
なぜかは忘れましたが、塾をやめようと思った時期がありました。
その旨を池さんに言いに行き、次に塾長に言いました。
塾長には「まだ俺の授業受けてないから、俺の授業を受けてから塾をやめるかどうかを判断してくれ」と言われ、その日の授業を受けました。
帰ってすぐに母親に私は「なんかすごいんだ!今まで見たこともないくらい素晴らしいんだ!!英語と現代文の授業も受けさせてくれ!!!」と言って、母親が「あんた塾やめるって言いに行ったんじゃないの!」と自分の意向の豹変ぶりに辟易していました(笑)
そして、高2の秋から現代文の授業を受けましたが、当時頭を使うという経験がほとんどなかったので、目も当てられない点数でした。具体的に言うと、現代文の授業を受けて最初の数ヶ月、センターの現代文は平均10点前後で、20点行けばいい方で、その時に記録した最低点数が確か0点でした(笑)もちろん本気で解いて0点です、、、
でも塾の英単語の方は高2の1月か2月にスーパーランダムをクリアして、イディオムも2月か3月頃クリアしました。
高3
使える頭だったかは怪しかったですが、それなりに覚えることは覚えました。
その結果、現役時は法政と青学に合格しました。
しかし、当時慶應に行きたかった私は両大学を蹴って一浪することに決めました。
一浪
一浪時は小論文指導やそのための読書を経て、向かうべき方向性を漠然とですがわかるようになりましたが、まだまだ甘ちゃんでとりわけ読書に時間を費やしてしまい、英語も国語も今年ほど尖っておらず、世界史も基礎を固めないまま受験に臨みました。
元々の志望大学は全落ち。後期で願書を出して合格し、「受験に失敗しても4年で卒業すること」を条件に仮面浪人させてもらいました。
二浪、大学での仮面浪人
大学に入って早々、二つのことに絶望しました。
まず一つは大学の授業です。
グラマーの授業は大学受験をまともにやっていたらわかる内容(interestingとinterestedの違いなど)だったし、リーディングの授業はテキストの指定された範囲(高校の教科書並みのレベル)を和訳する宿題が出され、授業でそれを確認し、解説するという高校と全く変わらない内容でした。
こんな授業であれば答え配ってもらってあとは自分でやったほうが効率がいいと思い、またこの授業を我慢しても大したものは得られないと思ったので、この大学に通う意義はないと痛烈に感じられました。
また、僕がもし受験に失敗して、この大学に4年いた場合に、親が何百万もこういった授業をする大学に払うことになると想像しただけでヘドが出るほど嫌でした。
逆に、もし受験に失敗したら、この大学に通うことになってしまうという危機感となんとしてでもこの大学からは抜けるぞという意気込みで勉強していました。
二つ目は大学の同級生です。
正直、自分が付き合いたくない人の集まりでした。
例えば、「俺ってさあ〇〇じゃん」という人(「知るかボケ!」)。
ゲームやスマホなどひたすら消費に明け暮れている連中。
成長を志向せず、消費以外の何かに打ち込んでもいない奴らなど。
もし自分が受験に失敗してこの環境(授業と学生)に4年間も適応することになれば、自分はダメになってしまうと悟りました。
逆に、大学の偏差値が高ければ高いほど、優秀なやつに出会う確率も優秀なやつの質も上がるのではないかと思いました。
去年、北大に合格したO君も合格体験記に「入塾して自分の頭の悪さを知り、このままではやばいなと危機感を感じました。そこから受験勉強がスタートし、〜」と書いていましたが、僕も同様に、一浪の時にこの大学しか受からなかった自分や自分を取り巻く環境に対して憤り、不満、危機感を常に持っていました。
塾生へ
上位の大学を目指している人であるほど重要なことですが、勉強には壁があります。
英語で言えば、
一つ目が単語熟語と文法語法を覚える基礎的な段階。
二つ目が正誤問題、整序英作文の(=単語熟語と文法語法を使いこなす1種の応用)段階、
三つ目が長文の(英語で書かれた現代文ver)段階などです。
他にもありますが、ざっくりこんな感じです。
二つ目から三つ目の壁に上がるにつれ、思考的(考える)要素が濃くなるが分かりますか?
そして一つ目は思考的要素は薄く、二つ目の壁以降は単語熟語と文法語法を覚えているという前提で超えることができるのです。つまり、覚えてからが勝負です。
逆に言えば、覚えなければ、壁(特に頭を使うステージ)をある程度克服せずに受験を迎えるということです。
「下手の考え休むに似たり」ということわざをご存知でしょうか?
碁や将棋で、「下手な者の長考は、時間を浪費するだけで、なんの効果もない」
(デジタル大辞泉より)という意味です。
このことわざのように思考力は大切なことのためにとっておいて、くだらないことは暗記した方が良いんです。
なぜなら、機会費用という経済学の考え方があるように、何かに思考を使っていると他のことに思考を使えないから。
たとえば、基本的な単語の意味を知らないがために、英文や古文の意味を類推している時間が食われ、文を読む時間、問題を解く時間が減ってしまいます。
塾長や池さんが「英単語大事だよ〜」というのもこういう背景があるのです(と推測します)。
ですから、覚えるものをさっさと覚えて、次のステージ(とりわけ思考を要するステージ)に手早く移行するのが受験においてライバル達に勝つために大切なことです。
塾長は色々なメッセージを出していますが、あなたはどう反応していますか?
「現代文は二項対立が重要。問題には根拠を持って答える」など無数に…
反論ももちろん大事なのですが、それ以前にどれだけ真摯に受け止めてますか?
テレビをみるのと同じ意識で受動的に受け止める、まして授業中に寝ているということは非常にもったいないことです。
なぜならそのメッセージに含まれるtips(上達のコツ)を逃しているからです。
だから、まず塾長の話を聞いて、その中にあるtipsを意識してみる。
これは学年に関係なく、すぐにできて、効果的な方法です。
(って言っている自分の話もスルーされたらどうしようもないですが笑)
かくいうこんな偉そうに書いている自分も前述の通り、今よりもヒドいidiot(バカ)でした。
ですが、塾長の言われたことを少しづつ意識しました。
もちろんすぐにすぐ結果が出ませんでしたが、後からその意味を理解するようになり、実力がついてくるのが実感できました。
塾長へ
塾長には約4年間ご指導を受けました。
僕がこの塾にきて得た一番の財産は第一志望合格ではなく知的好奇心だと思います。
入塾まで僕はベタに勉強を苦痛に耐えるようなマイナスのイメージで、受け取っていましたが、入塾後はその苦悩や紆余曲折も含めてなんだ勉強って楽しいし、面白いじゃんと思えるようになりました。
そう思うと、2年の途中で塾をやめようとした自分を塾長に止められていなかったら、今ごろ自分はどうなっていただろうと想像するだけで恐ろしいです。
入塾当初の自分と今の自分を振り返って比較しても成長させていただきました。
大学での4年間もこの約4年間より、もっともっと学び、大きく成長していきたいです。
このまま単位をとる以外特に何もしなければ、肩書きだけしか残らないですからね。
ありがとうございました。
池さんへ
数学の指導ありがとうございました。
池さんのおかげで、数学に対する負のイメージがなくなりました。
大学では数学が必修なので頑張りたいと思います!
両親へ
2回も受験に失敗した自分、護身術で左右反対のグローブをはめていたことに気がつかなかった自分を最後まで信頼していただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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