昨年も一昨年も、学校の夏期補講で大事な時間をつぶしてしまい、9月以降伸び悩む子がおりました。

 塾に行かなくて良いってどういう意味なのか?

 結果責任を少しでも取る意識があれば、そんな発言しないでしょう。

 塾においては、学校がなくなった浪人生の偏差値上昇率は平均で15。合格体験記にあるようなミラクルが毎年起きています。今年も進行中です。

 全体指導、旧態依然としたシステム、先生のレベルのばらつき、様々なマイナス要因の中で、実際の現場の先生方は頑張っておられると思いますが、大学受験は地区大会ではなく全国大会ですから、「通用するか否か」は別の次元なんです。

 学校が合う子が2割はいるものです。問題は残りの合わない子。具体的には担当教師との相性や担当教師のレベル、生徒個々人の個人的特性などの違いによって合う合わないが出てくるものです。

 また、各高校の成功実績のほとんどは、学校の成果ではなく本人の成果であることが多いです。生来の天才君によって、遡及的に学校授業を正当化しておりますが、本人に聞いてみれば分かる通り、学校外や家での学習の結果であることが多いのです。

 そのような現実ですから、塾指導というのが効果を出しやすく、相対的な偏差値は上がってくれるものだとも言えます。

 受験生は、無批判にシステムにとらわれる愚者にならず、自分で感じて考え抜いて勝ち抜く道を見つけましょう。甘えてはいけないし甘やかされてもいけません。根拠のない強弁や強制的学習からはしっかりと距離を取り、自分の将来のために日々頑張っていきましょう。

 志望大学も学校の意見なんて聞く必要はありません。自分の人生です。学校は全く責任を取りません。モチベーションが保てる志望校を維持したままセンター試験に臨みましょう。

 結果が出てから下げればいいだけです。

 暑い中体調を壊さないように、受験生諸君は精いっぱい頑張ってください。

 塾長 加藤

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