「studyhacker.net」で良い記事が二つあった。

 

“「努力は必ず報われる」に見る “努力の目的化”が、成功を遠ざけていることについて。 | コラム”

私は受験勉強を「「苦しみ」や「我慢」と捉えるあり方には否定的だ。

伸びた子はみんな「辛かったけど楽しかった」と言う。

浪人生で成功した生徒は「学校が無くて本当に楽しく勉強が出来た」と言う。

逆に伸びない子の多くが「管理」や「強制」のある環境で、自発性の乏しいタイプであり、教師や母親の強い関与の元で、苦行としての勉強を行っている傾向がある。

肩肘張らずに「自然体」で学習を継続していけることを、私はもっとも大切に教える。

 

“心、疲れてない? 現代人の “心の疲労” を癒やす3つの方法 | コラム”

生徒の心の疲れについて、ちょうど親御さんに「注意しましょう」と昨日メールを送ったところだ。

注意したいのは、生徒が「弱音を吐く」ときの対応だと思う。

親に「弱音を吐けない」子というのも実際にはかなり居ると思う。

「弱音を吐く→親が怒る」という悲劇のパターンである。

これでは子どもの心の疲れが取れないのだ。

課題を大量に出す強圧的学校指導について、生徒は愚痴をこぼして当たり前。

それが塾の課題であれば、その課題の妥当性についてしっかりと塾に聞いてみるとか、子ども視点で寄り添うのが親の役割である。

 

私の意見をまとめると、

勉強が苦行のままであれば大した伸びは無い。

心が疲れれば学習力は落ち込み家庭内も不和となる。

というか、親や学校の強制圧力の元で、苦行としての勉強を心が疲弊しながらやっている子で、優秀な人材なんていないだろう?と。

 

よしんば、それで良い大学に受かったところで、企業の飼い殺しで使われるだけだろう。

勉強の最悪な最終目的が、結果として親の自慢話や会社にとって良い人材。

生徒自身の幸福感に何も関与していないのなら、それほど不幸なことはないと思う。

 

 

 

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