月曜日は中2総合、大学受験現代文の講義と別教室で個別暗記特訓(中3対象)を行っております。


 

中2総合

前回解説したL2までの「英文」の暗記確認テストのあと、テストの近い清水南中生はテスト対策、三中、四中生は生徒の希望を受け「数学文章題」の解法を指導しました。

学校の英語については、詳細な文法解説を行い、あとはその定着(暗記)のためのテキスト演習がテスト結果を左右します。「分からない」理由が、基礎知識を覚えこめないというのが、成績低迷者の現実であり、これについては金曜日の暗記特訓、自習+α(無料)を活用して、弱点克服を目指してもらいます。

本日やった数学の文章題は、「できなくてもいい」という前提のもと、どのくらい集中して考えれるのかを観察しました。伸びる子というのは「できなくても考える」ことができる子です。今回は三人ほど、5分もたたずに周りに聞いたり、しゃべりだしたりしてましたが、そのような反応がダメな理由なのだよと言ったら納得してました(笑)。これも少しずつ改善していくしかありません。


 

大学受験現代文

本日の現代文は鷲田清一先生を選び奈良女子大の過去問をピックアップしました。

鷲田先生の「臨床哲学」の本は名著が多く、高校生でも楽しく読める本が多いです。今年は塾から本を借りて行く生徒が去年より少ないのですが、受験生は積極的に「新書」を読んで欲しいです。まあこの時期は「新書を日々読む」ことの促し期間でもあり、来週は内田樹先生の文を選ぶつもりです。

さて今回の出題文は内容が重いものでした。最近のテーマとも言える「母子分離」や「スト―キング」を考えさせる内容でした。自分を嫌う子を「生意気言うな!」と殴る母親と「本当のあなたは私のことが好きなの」という母親とどちらが「危険」か。塾生は深く理解したことだと思います。後者は前者の何倍も「危険」なんですね。

子どもの内面に成長し始める自己を、「危険な母親」というのはひたすら封殺し、他者として認めない。今度の小論文のテーマに使いたいぐらいの頻出テーマかもしれません。

大学というのは、一般的なモノの見方に価値を与えません。深く掘り下げ、一般的なモノの見方に警鐘を鳴らす場とも言えます。三流大学は別ですが。。。

当塾の高校生で、「ふつうは●●でしょ~」というような自己正当化を図る子はまれです。「ふつう」に価値のない時代に「ふつう」は基準とはならないと教えてきました。そういう基準は小学校やせいぜい中学2年まで。実際、「ふつう」にこだわる子で賢くなる子はいません。清水西で「ふつう」は大学入試ではダメダメ。視点を変えると価値が変わる怖さを、塾生は知っています。

自分を変えていくために必要なのは「脱ふつう」です。成長する方法を知っているのなら、自己満足は足かせでしかありません。成長した後の自分に満足するために、「ふつう」の頑張りや「ふつう」のやり方はゴミ箱に捨てましょう。